お見合いが終わったあと、仮交際へ進むか、それともお断りするか。
結婚相談所で活動していると、この返事に迷うことがあります。
- 「嫌な人ではなかった。でも、また会いたいほどでもない」
- 「条件は悪くないけれど、ときめかなかった」
- 「会話が盛り上がらなかったのは、緊張していたからなのかな」
- 「仮交際を希望したら、相手に期待させてしまわないかな」
そんなふうに考え始めると、どちらを選んでも間違いのように感じてしまいますよね。
私自身も婚活中、お見合い後の返事には何度も迷いました。
仮交際へ進むことを重く考えすぎて、まだよく分からない相手に対しても、その場で「結婚相手としてありかなしか」を決めようとしていたことがあります。
でも、お見合いの短い時間だけで、その人の人柄や相性、結婚後の生活まで見極めるのは難しいものです。
結論からお伝えすると、強い拒否感や不安がなく、「もう一度会えば、少し分かるかもしれない」と思えるなら、仮交際へ進んでも大丈夫です。
反対に、怖さを感じた、尊重されていないと感じた、生理的にどうしても受け入れられないという場合は、「せっかくお見合いしたから」と無理に進む必要はありません。
この記事では、お見合い後に仮交際へ進むか迷った時の7つの判断基準と、断った方がよいケース、もう一度会ってみてもよいケースを、経験を交えながら解説します。
- お見合い後に仮交際へ進むか迷う理由
- 断るかもう一度会うか決める7つの判断基準
- 仮交際へ進んでもよいケース
- 無理に仮交際へ進まない方がよいケース
- ときめかない・見た目が好みではない時の考え方
- 仮交際へ進んだ後に確認したいこと
結論|迷った時は「好きになれそうか」より「もう一度会ってもいいか」で考える

お見合い後の返事に迷った時、多くの女性が「この人を好きになれそうか」で判断しようとします。
でも、一度会っただけの相手に、恋愛感情を持てるかどうかまで答えを出すのは簡単ではありません。
特に結婚相談所のお見合いでは、お互いに緊張しています。
普段なら自然に話せる人でも、お見合いでは会話がぎこちなくなったり、本来の良さを出せなかったりすることがあります。
そのため、迷った時は次のように考えてみてください。
「好きになれそうか」ではなく、「もう一度、1〜2時間くらい話してみてもいいと思えるか」
「ぜひまた会いたい」とまでは思えなくても、
- まだ相手のことがよく分からなかった
- もう少し落ち着いた場所で話してみたい
- 気になる部分はあるけれど、確認してみたい
- 一度目より、二度目の方が自然に話せそう
と思えるなら、仮交際へ進む意味はあります。
仮交際は、その人との結婚を約束する段階ではありません。
もう一度会いながら、「一緒にいて安心できるか」「少しずつ相手を知りたいと思えるか」を確かめていく期間です。
婚活アドバイザー響子「迷う」ということは、必ずしも「なし」という意味ではありません。
まだ判断するための材料が足りないだけなら、もう一度会って確かめても大丈夫ですよ。
お見合い後に仮交際へ進むか迷うのはなぜ?
お見合い後の返事に迷うのは、優柔不断だからではありません。
結婚相手を探しているからこそ、間違った選択をしたくないという気持ちが強くなるのです。
特に、次のような気持ちが重なると、答えを出しにくくなります。
- 仮交際へ進んだら、相手を好きにならなければいけない気がする
- お断りしたあとに「会っておけばよかった」と後悔したくない
- 年齢や婚活期間を考えると、ご縁を無駄にしたくない
- もっと条件のよい人が現れるかもしれないと思う
- 相手に悪い気がして、自分の本音が分からなくなる
仮交際を希望することは、「あなたと結婚したい」という返事ではありません。
反対に、お断りすることも、「相手に人として価値がない」という意味ではありません。
お互いに合う相手を探している途中だからこそ、迷いが出るのは自然なことです。
大切なのは、相手に申し訳ないから進むことでも、失敗が怖いから断ることでもありません。
自分がもう一度会うことで、何を確かめたいのかを考えてみましょう。
断るかもう一度会うか決める7つの判断基準


ここからは、お見合い後に仮交際へ進むか迷った時の判断基準を紹介します。
すべてが完璧に当てはまる必要はありません。
ただし、強い不安や怖さに関わる部分は、「考えすぎかな」と無視せず、大切にしてください。
強い拒否感や怖さを感じなかったか
最初に確認したいのは、ときめいたかどうかではなく、相手に対して強い拒否感や怖さがなかったかです。
たとえば、次のような場合は、無理に仮交際へ進まなくて大丈夫です。
- 威圧的な話し方をされた
- 容姿や年齢を否定するような発言があった
- 断りにくい形で個人的な要求をされた
- 性的な話や距離の近い言動に不快感を覚えた
- 理由は説明できないけれど、身の危険を感じた
「せっかく紹介してもらったから」「条件がいいから」と、自分の安心感を後回しにする必要はありません。
婚活では相手を受け入れる努力も必要ですが、我慢と努力は別のものです。
怖さや強い不快感がある時は、一人で抱え込まず、担当者にも共有しましょう。
もう一度、同じ相手と1〜2時間過ごせそうか
仮交際へ進むか迷ったら、「もう一度会うこと」を具体的に想像してみてください。
おしゃれなデートや特別な時間でなくてもかまいません。
カフェやランチで、もう一度1〜2時間ほど話すと考えた時、どのように感じるでしょうか。
- 少し緊張するけれど、会ってもいいと思う
- 前回より落ち着いて話せそう
- もう少し聞いてみたいことがある
- 会うことを想像しても、強い苦痛はない
このような感覚なら、もう一度会ってから判断しても遅くありません。
反対に、予定を考えただけで気持ちが重くなり、「何とか理由をつけて会わずに済ませたい」と感じるなら、その気持ちも大切な判断材料です。
会話の中で無理をしすぎていなかったか
会話が盛り上がったかどうかだけでなく、その時間に自分が無理をしすぎていなかったかを振り返ってみましょう。
たくさん笑ったから相性がよい、沈黙があったから相性が悪いとは限りません。
大切なのは、次のような感覚です。
- 自分ばかりが会話をつなごうとしていなかった
- 相手も自分に質問をしてくれた
- 話を遮られず、受け止めてもらえた
- 完璧に見せようと頑張りすぎなくてよかった
- 少しずつなら自分らしく話せそうだと感じた
初対面では、沈黙があったり、会話のテンポが合わなかったりすることもあります。
お互いが緊張していた可能性があるなら、一度目の会話だけで判断せず、もう一度会ってみるのも一つの方法です。
▶お見合いで会話が続かなかった時の対処法はこちら


相手の言葉や態度に誠実さを感じたか
お見合いの短い時間でも、その人の誠実さが少し見えることがあります。
- 待ち合わせや時間を大切にしていた
- こちらの話をきちんと聞こうとしていた
- 店員さんにも丁寧に接していた
- 自分をよく見せるために他人を悪く言わなかった
- 考え方が違っても、否定せずに聞いてくれた
面白い話ができる、条件がよい、見た目が好みということも魅力の一つです。
でも、結婚相手として長く一緒に過ごすことを考えるなら、派手な魅力よりも、日常の中で相手を尊重できる誠実さが大切です。
「すごく楽しかったわけではないけれど、きちんと向き合ってくれた」と感じるなら、次に進んで人柄を確かめる価値はあります。
気になる点は「確認すれば分かること」か
お見合い後に迷う時は、何となく引っかかったことを具体的に書き出してみましょう。
気になる点には、もう一度会えば確認できることと、すでに答えが出ていることがあります。
| もう一度会って確認できること | 慎重に考えたいこと |
|---|---|
| 緊張して会話が少なかった | 暴言や人を見下す発言があった |
| 趣味の話ばかりで人柄が分からなかった | 嫌だと伝えたことを無視された |
| 結婚後の考え方を聞けなかった | 重要なプロフィール情報に嘘があった |
| 服装が少し好みと違った | 強い恐怖や生理的な拒否感がある |
| 会話のテンポが合うか分からなかった | 絶対に譲れない結婚観が明確に違った |
「よく分からないから断る」のではなく、「もう一度会えば分かりそうか」で考えると、気持ちを整理しやすくなります。
一方で、すでに安心や尊重に関わる問題が見えているなら、わざわざ仮交際へ進んで確認し直す必要はありません。
条件だけを見て断ろうとしていないか
お見合いでは、プロフィールに書かれた条件と実際の人柄を、短い時間で同時に判断しようとします。
そのため、少し希望と違う部分があるだけで、「もっと条件に合う人がいるかもしれない」と思うことがあります。
たとえば、
- 希望より年収が少し低い
- 身長や見た目が理想通りではない
- 趣味が自分と違う
- 話し方や服装が少し好みではない
という理由です。
もちろん、希望条件を持つことは悪くありません。
ただ、その条件は結婚後の幸せに本当に大きく関わるものなのか、それとも「できれば叶えたいこと」なのかを分けて考えてみましょう。
条件は完璧ではなくても、話を丁寧に聞いてくれた、誠実だった、安心して過ごせたという相手なら、もう一度会うことで印象が変わる可能性があります。
反対に、条件がすべて理想通りでも、あなたを尊重しない相手に無理に合わせる必要はありません。
結婚相手として何を大切にしたいか迷った時は、結婚相手の選び方で後悔しないための7つのポイントも参考にしてください。
今断ったら、少しだけ心残りがありそうか
最後に、仮交際を希望しなかった自分を想像してみてください。
「これでよかった」と気持ちが軽くなるでしょうか。
それとも、「もう一度くらい会っておけばよかったかも」と少し心残りがありそうでしょうか。
心残りがあるからといって、必ず仮交際へ進まなければいけないわけではありません。
ただ、強い拒否感がなく、知りたいことが残っているなら、もう一度会うことで納得して判断できることもあります。
婚活では、すべての選択に正解が用意されているわけではありません。
だからこそ、どちらを選べば後悔しないかではなく、どちらを選べば自分で納得できそうかを考えてみましょう。
仮交際へ進んでもよいケース・断った方がよいケース


ここまでの判断基準を、分かりやすく整理します。
| 仮交際へ進んでもよいケース | 無理に進まなくてよいケース |
|---|---|
| 嫌ではないが、まだよく分からない | 会うことを考えると強い苦痛や恐怖がある |
| 緊張で会話がぎこちなかった | 威圧的・否定的な言動があった |
| もう少し聞いてみたいことがある | こちらの境界線や気持ちを尊重しない |
| ときめかないが、安心感はあった | プロフィールの重要な部分に嘘があった |
| 見た目は好みではないが、人柄は悪くなかった | 絶対に譲れない結婚観が明確に違う |
| 一度目より自然に話せそうな気がする | 生理的にどうしても受け入れられない |
ここで気をつけたいのは、「条件が悪くないから」だけで進まないことです。
反対に、「最初からときめかなかったから」だけで断らないことも大切です。
条件と感情のどちらか一方だけではなく、安心感、誠実さ、もう一度知りたいと思える部分があるかを見てみましょう。



「すごく好き」ではなくても、「嫌ではない」「もう少し話せそう」という気持ちから始まるご縁もあります。
ただし、不安や怖さを我慢してまで進む必要はありません。
ときめかない・見た目が好みではない時はどうする?


お見合い後に多いのが、「いい人だけれど、ときめかなかった」という迷いです。
婚活では結婚相手を探しているため、好きになれる予感がしない相手と進んでよいのか不安になりますよね。
でも、恋愛感情の始まり方は人によって違います。
最初から強く惹かれることもあれば、何度か会ううちに、安心感や誠実さから少しずつ気持ちが育つこともあります。
一度目のお見合いでときめかなかっただけなら、次の点を確認してみましょう。
- 相手といること自体は苦痛ではなかった
- 話をきちんと聞いてくれた
- 人として嫌な部分はなかった
- 少しでも知りたい部分が残っている
- 見た目以外には好印象な部分があった
当てはまるなら、もう一度会ってみてもよいでしょう。
ただし、「きっとそのうち好きになれるはず」と、自分の気持ちを何度も説得し続けるのは少し違います。
仮交際へ進んで何度か会っても、気持ちがまったく動かない、会うたびに疲れる、触れられることを想像すると強い嫌悪感がある場合は、無理に続けなくても大丈夫です。
婚活で相手を好きになれず悩んでいる方は、婚活で「いい人だけれど好きになれない」と感じる時の考え方もあわせて確認してみてください。
仮交際へ進んだら、次の1回で何を確認する?


迷いながら仮交際へ進んだ場合は、何となく会い続けるのではなく、「次に確認したいこと」を一つか二つ決めておきましょう。
たとえば、次のようなことです。
- お見合いより自然に会話ができるか
- 相手も自分のことを知ろうとしてくれるか
- 仕事や休日など、日常の過ごし方に大きな違いがないか
- 一緒にいて安心できる時間が少しでもあるか
- 次も会ってみたい気持ちが前回より増えたか
仮交際へ進んだからといって、気持ちを無理に盛り上げる必要はありません。
「好きにならなければ」と頑張るよりも、会った後の自分の心を静かに観察してみてください。
楽しかったかだけでなく、
- 嫌な疲れ方をしなかったか
- 相手に合わせすぎずに話せたか
- 少しでも親しみや安心感が増えたか
を見てみましょう。
一度会って「やはり違う」と感じたなら、そこで交際終了を考えてもかまいません。
反対に、少しずつ話しやすくなっているなら、急いで結論を出さず、もう少し関係を育ててみましょう。
仮交際中の連絡や会う頻度に悩んだ時は、結婚相談所の仮交際で連絡が続かない理由と見極め方も参考にしてください。
さらに交際が進んだものの決め手が分からない場合は、結婚相談所で真剣交際に進まない理由と見極めるポイントで、次の段階を整理できます。
自分だけで決められない時は、担当カウンセラーに相談する


どうしても返事を決められない時は、担当カウンセラーに相談してみましょう。
ただ「どうすればいいですか」と答えを求めるより、自分が迷っているポイントを具体的に伝えると、気持ちを整理しやすくなります。
「嫌なところはなかったのですが、ときめきがなくて迷っています」
「会話が少なかったのは、相性なのか緊張なのか分かりません」
「〇〇という点が気になったのですが、もう一度会って確認した方がよいでしょうか」
このように相談すると、担当者も客観的な視点からアドバイスをしやすくなります。
お相手も仮交際を希望している場合は、担当者を通して、お相手がお見合いでどのように感じていたかを確認できることもあります。
ただし、最後に決めるのは担当者ではなく、あなた自身です。
「条件がいいから進んだ方がいい」「このくらい我慢しないと」と言われても、自分の強い違和感まで無視しないでください。
よいカウンセラーは、仮交際へ進ませることだけを目的にせず、あなたがどこに迷っているのかを一緒に整理してくれます。
お見合いや仮交際の判断を一人で抱え込みやすい方は、入会前に交際中のサポート内容も確認しておくと安心です。
お見合い後の仮交際に関するよくある質問


まとめ|迷うなら「もう一度会うことで分かることがあるか」を考えよう


お見合い後に仮交際へ進むか迷った時は、次の7つを確認してみてください。
- 強い拒否感や怖さを感じなかったか
- もう一度、同じ相手と1〜2時間過ごせそうか
- 会話の中で無理をしすぎていなかったか
- 相手の言葉や態度に誠実さを感じたか
- 気になる点は、もう一度会えば確認できることか
- 条件だけを見て断ろうとしていないか
- 今断ったら、少し心残りがありそうか
一度のお見合いで、「この人と結婚できるか」まで決める必要はありません。
強い不安や拒否感がなく、もう一度会うことで知りたいことがあるなら、仮交際へ進んでみても大丈夫です。
反対に、怖さや強い不快感がある時は、条件がよくても無理に進まないでください。
婚活では、ご縁を大切にすることと同じくらい、自分の心を大切にすることも必要です。
また会うか迷った時は、「好きになれそうかな」と未来の気持ちを無理に予想するのではなく、「もう一度会って、何かを確かめたいと思えるかな」と自分に聞いてみてください。
もう一度会って分かることもあります。
会わないと決めたからこそ、次のご縁へ気持ちよく進めることもあります。
どちらを選んでも、自分の気持ちを丁寧に確認して出した答えなら、その経験は次のご縁につながっていきます。



仮交際は、好きになることを約束する返事ではありません。
もう少し知りたいと思えるなら進む。強い違和感があるなら無理をしない。あなたの心も大切にしながら決めていきましょうね。
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